抜勾配のある成形品のモデリング

このTipsでは抜き勾配のある以下のキャビネットを作図する

基本外形線を描く

を選択する
基本外形線を選択して右クリックする
コマンドラインに表示される「ドラフト角度」をクリックし、任意の抜角度を入力する
(この例の場合、ー5°を入力した)

立体の淵にフランジ用の板を配置する

でフランジ用の板と勾配付きの立体を合体させる

を選択しサーフェースの結合境界線を選択して取り除く

基本外形線を選択し、を使って樹脂の肉厚分小さくした内側の線を作成する

オフセットした底面の線を肉厚分上に移動させる

を使って上に-5°で押し出すを使ってAの立体から押し出して作ったBの立体を減算し、内側を作る

部品の固定位置をガイドするリブの基本線を描き、壁の高さ位置まで移動させる

を選択し、コマンドラインに表示される「キャップ」を選択し、平面を選択する
リブの基本線をオフセットすると始点と終点がオリジナルの線に自動的に結ばれる

を選択する
自動的に結ばれたリブの線を選択して右クリックする
コマンドラインに表示される「ドラフト角度」をクリックし、任意の抜角度を入力する
(この例の場合、ー1.5°を入力した)
リブの厚さをキャビネット底面の上面まで作る

を使ってキャビネットとリブを合体させる

ボスを作るための外形線を描くを選択し、コマンドラインに表示される「モード」をクリックし、「テーパードラフト角度」にする。
(この例では「ドラフト角度」をクリックし、1.5を入力した)
ボスの外形線を選択する

右クリックし、ボスを接続する底面を選択するとボスが自動的に作られてそこ面に接合される

ボスに穴をあけるための外形線をボスのトップ面に作図する

を選択し、外形線を選択し、右クリックする
コマンドラインに表示される「ドラフト角度」を選択し、抜き勾配1を入力する
キャビネット底面まで押し出し長さを伸ばして右クリックする

を使ってキャビネットから穴用のオブジェクトを減算してボスに穴を開ける

リブ用の外形線をボスと同じ高さに作図する

を選択する
コマンドラインに表示される「距離」を選択し、任意の数値を入力する
(この例ではリブの厚さを2にしたいので2を入力する)
「ドラフト角度」を選択し、任意の数値を入力する
(この例では抜き勾配の1.5を入力する)
リブ用の線を選択し、右クリックし、リブを接続するキャビネット面を選択すると自動的にリブが生成される

放熱穴用の外形線を作図する

を選択し、外形線を選択し、右クリックする
コマンドラインに表示される「ドラフト角度」を選択し、抜き勾配-1を入力する
キャビネットを突き抜けるまで押し出し長さを伸ばして右クリックする

を使ってキャビネットから放熱穴用のオブジェクトを減算してキャビネットに穴を開ける

穴あきボス用の外形線を任意の高さに作図する

を選択する
コマンドラインに表示される「距離」を選択し、任意の数値を入力する
(この例では樹脂厚を2にしたいので2を入力する)
「ドラフト角度」を選択し、任意の数値を入力する
(この例では抜き勾配の1を入力する)
穴付きボス用の線を選択し、右クリックし、ボスを接続するキャビネット面を選択すると自動的にボスが生成される

を使ってキャビネットのコーナーに任意のR面処理を施す

平均樹脂厚2mmの成形品用キャビネットモデリングのTipsはこれで完成


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※サンプルファイルはrhinoceros5.0で作られています。

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